四葉・pinkie ring

silverとかgoldとかユビワとか。。。

一足早く読書の秋。

最近、本を読みました。

 

「驚くべき日本美術」

山下裕二、橋本麻美

 

個人的な感想になりますが

最近、美術館にいっても

な〜んだか以前のように鮮度を

感じる事が少なく、足を運ぶ回数が

減っております。

 

おもしろい本はないかなぁ〜

と探してみても何だかパッとせず

本質にグッとせまるような何か

が、かくれているような本との

出逢いがなかなかない。

知識を詰め込むような内容の本は

最近なんだか理屈っぽく重く感じられ、

退屈で頭に入っていかない(笑)

 

お洋服やジュエリーも

どこかで見た事あるような物が多く

きっとコレを作った人は、

どこかの、誰かの、何かをコピーして

あるいは参考にして

ちょっとだけ自分らしさを

くっ付けちゃったんだろうなぁ・・・

そんな物を面白がっていた時もあったけど

ここ最近は興味ないしなぁ。

 

気持ちが上がるような

エネルギーが満ちているような

鮮度を感じるモノないかな〜。。。

 

そーいえば昔、友人から、

某ジュエリーの会社のデザイナーとして

仕事をしないか、とお誘い頂いた事があり

その友人曰く、

「有名なブランドのコレクションなんかを見て

ちょっとどこかを変えれば大丈夫だから

簡単、気楽に〜」的な事を言っていたのを

思い出してしまいました。

興味がないのでお断りしましたけど。

 

心が動くような、何だか気になって

引き込まれるような“キラリ”

が内包されているような、

感性を刺激するような何か。。。

  

あまり足を踏み入れた事のない何か

個人的に、新鮮に感じる

面白いモノないかな〜

などと思っていタイミングで読んだ本です。

 

マーク・ロスコの絵が宅急便で送られたら迷惑」

で、著者にグッと興味がわいてしまいました。

 

あんなに高値で取引される有名な絵だし、

ちょっと見てみようかな、と

展覧会に行った事がありますが、

居心地が今一つ良くないような、

ずっと部屋にはいたくないような、

人が言っている良さが

今一つ分からないような。。。

という経験があり、少しばかり複雑な気分で

帰路についた覚えがあります(笑)

 

 美術館は癒されるよね〜と

共感を求めらたりすると、ナゼか昔から

違和感があり、理由を考えてみたのですが、

恐らく個人的にはこんな感じ。。。

なのかもしれません。

 

身体を鍛えるのがジムなら

本質を見抜く眼力を鍛えるのが美術館

と思っているところがあり、むしろ

ヘトヘトに疲れる場合も多かったりします。

 

自分の見方で、誰にも制限されず

邪魔されず、自由気ままに美しいモノを

発見する楽しさを味わえる貴重な場所。

 

 しかし。。。

居心地の良い場所だったはずが、

なーんだか少し空気が違ってきたような

気がします。混雑も辛い(笑)

 

 多くの人が同じ方向へ向かっていると

ナゼか興味がうせてしまい、違う道を

模索し始める性分のようでして、

少し取っつきにくそうな

日本美術に焦点を当ててみようかな、

繊細で大胆な筆さばきの魅力を

もう少し掘り下げて楽しめるように

なったらいいな☆

なーんて思った一冊でした。

面白かったです♪