銀は熱の伝導率がとても高いので
冷めるのも早いです。
前回の写真のように
丸いネズミ色の状態になったら
バーナーをハンマーに持ち替え
叩く。ただただひたすら叩く。
トンテンカン ♪カン♪ カン♪
金床にのせた銀とハンマーがぶつかり合う音を聞きながら
出来るだけ厚さが均一になるように
力が均等にかかるように
形がきれいなマルになるように
と形成していきます。
これは直径が約30㎜弱で
表面に槌目が付いているのが分かります。
この状態まで来ると、
人の手がしっかり入った感じがあり、
この先のイメージがどんどん広がって
ワクワクします。大好きです。
こんな風に作品作りに入っていくのですが
作る物のサイズにより地金の量は変えれば
小さい物だと2㎜だったり3㎜だったりします。
そしてここから
さらにバーナーを使ったり
ヤスリ、糸ノコなどなども仲間に加わり
イロイロな状態に変化していくという訳です。